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2003.07.06

満を持して登場!

 70年代中から後半の男児ホビー界で、ひときわ大きく輝いた作品がある。それはミクロマンだ。タカラが10年に渡って商品を送り続けたこのシリーズの人気を支えたものに、漫画版の存在がある。テレビマガジンで連載された漫画版ミクロマンは、その後さまざまな作品で存在した玩具とのタイアップ漫画とは一線を画す作品であった。それは、原作者響わたる(ガッチャマンのメイン脚本であった鳥海尽三らのペンネーム)による素晴らしいSF設定や人物設定、さらに漫画家森藤よしひろのメカニック描写の素晴らしさ(タカラが出した玩具を横に置いてもまったく違和感がない)によるものである。これを超える玩具タイアップ漫画は、今日に至るまで出現していない。今後も出現するかどうかは怪しい。

 漫画版ミクロマンは、長らく絶版になっていて、読むためにはマニア系古書店で数万円を出す必要があった。また、雑誌に掲載された漫画、読み物、ピンナップのすべてを収録しているわけではなかった。漫画ですら全話掲載されていないのだ。 今回遂に登場した復刻版ミクロマンは、漫画版のすべて網羅した完全版となっている(漫画以外のものに関しては、現在のところわかっていない)

 惜しむべくは、おととしの11月、漫画家の森藤よしひろが亡くなっていることである。今回の復刻に合わせて、素晴らしいインタビューや、ひょっとしたら完結編を描いていたかもしれない(漫画版ミクロマンは完結していない。敵であるアクロイヤーは滅びたわけではないのだ。これを逆にとり、数年前アニメ化された新ミクロマンは、漫画版主人公の片貝あきらが大人になった現代が舞台であり、あきらはアクロイヤーと戦うために科学者になっている、という漫画版のファンにとっては飛び上がるような嬉しい設定であった) 本当に惜しい。以前講談社からでたムック、タカラSFランド大全集では、"ミクロマンは僕の集大成です"と語っていた森藤先生にこの本は捧げられるべきである。いや、捧げよう。

 復刻運動が起こってから数年、遂に森藤よしひろ版が帰ってきた!

…ウッカリ気合いの入ったレビューをしてしまった。
毎度のふざけたものを期待したヒトには全く申し訳ない。ミクロマンに関して、ふざけた気持ちにはとてもなれない。岡野侑を構成するものの一つが間違いなくミクロマンであるし、この作品から得たものは計り知れないものがあるのがその理由である。

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