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2007.06.16

勝負の季節

 タイトルは勝負と菖蒲をかけたもの… 大昔からこの国の人々はダジャレに余念がない… ような気がする。

 この季節でなければ楽しめないもの。あじさいだの菖蒲だのを見に行ってきた。

 まず行ったのは向島百花園。最寄り駅は東武伊勢崎線東向島または曳舟。
 駅から歩いて15分ほどで向島百花園に到着。こういうところには若い人はあまりいないのではないかと想像していたが老若男女いた。ちょいと予想外。
 あじさいなどを見る。この季節でなければ見られない美しさ。
 園内には石碑が建ちまくっているのが面白い、昔の人はこんなにいろいろ言い残したかったことがあったということか。
 ここに来たのは、しばわんこの和のこころで紹介されていたのを見たからだ。なかなかいいところなのでまた来たい。

 歩いて東向島駅まで。この駅には東武博物館があるので入ってみる。ここには1720系の先頭車が残されている。子供の頃、東京近辺にはかっこいい特急が山ほど走っていて(今でも山ほど走っているが)、その中でも最も力強い形状をした車両がこの1720系だと感じていた。小田急ロマンスカーとかは丸くていかにもかっこいい路線を狙いました、という外観だが、この1720系は、国鉄151系(こだま)を武骨にした、蒸気機関車的なかっこよさがあった。だが15年ばかり前にイカニモな新型車両に入れ替わってしまい、走っている所をナマで見た事はなかった。  こうして残されているだけでもうれしい。古い特急の味わい深い内部をしげしげと見る。運転台に座れないのが残念だ。座れたら3日ともたずに子供に破壊されるだろうとは思うが(笑)
 東武伊勢崎線で牛田まで、そこから隣にある京成関屋(駅名同じじゃ駄目なのか? と思ったがお互いいけすかなく思っていたのだなあ)で乗り換えて堀切菖蒲園駅まで。そこから歩いて10分ほどで堀切菖蒲園につく。
 堀切菖蒲園はその名の通り菖蒲がこれでもくらえってくらい咲いている。咲きすぎだ。
 園内には大勢の人出がある。菖蒲見物など地味な行楽だと思っていたのだが世の人はそうは思っていないようだ。
 菖蒲園近くを探検してみてよくわかった。どの家でも何らかの花を育てている。ホントにどこの家の前にも鉢が並び、手入れも行き届いている。江戸時代末期、日本を訪れた外国人が、町人地はどこでも花を育てているのに驚き、日本の良さを外国に紹介したものだが、その伝統は今日に到るまで、誰が一生懸命になるでもなく日常として続いているのだなあ。
 こういう事が心に余裕を持たせる。そして世の中の良さにつながっていくはずだ。他の地域でも皆まねろ… と言いながらベランダのにんじんを見る(笑)

 堀切菖蒲園駅に戻り、八幡まで20分ほど。駅前に、永井荷風が通っていたことで知られる大黒屋(永井荷風表記。本当は大黒家。トシヨリは固有名詞を間違えても直しやしねえ。わしの祖父は死ぬまで日本放送協会の事をMHKって言ってた。今じゃあそれはエロ原画家の名前だ)がある。
 大黒家のサイトの地図をもとに歩いていくが… みつからない。やっと発見して理解できた。この地図でハンマーが描かれているところが大黒家だ。

大 黒 家
と書いてあるところではない(笑)
 店内に入ってカツ丼(並)、穴子八幡巻、酒一合を注文。八幡巻というのは、ゴボウを穴子で巻いたもの。酒とはとても合う。酒をたのんだのは永井荷風がいつもそのように注文していたからだ。
 なかなかのうまさ。じじいが79にもなって通っていたのもうなずける。ここは店が休みでもじじいが来たらカツ丼をつくったというのだから面白い。いい話だ(^^)

 喰い終わったら帰宅するのみ… だが家までは遠いなあ。

 都営新宿線には両手両足で数えきれないほど乗ってきたが、本八幡から乗るのは初めて。わしが乗った車両には他にはだれもいない状態で2駅走った。都営新宿線は笹塚付近以外で地上も走っている事を初めて知った。

 新宿は相変わらずの混みよう。20分待ってようやく座っていける。もっと早く帰宅するつもりだったが楽しい寄り道をしたのだからいいってことにしよう。

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