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2008.02.21

地上星座学への招待

 タイトルは今までになかったアレな本から。

 大阪からの帰りには、寝台急行銀河を使った。来月には廃止になってしまうし、今回しか乗る機会がないことは明らかだったので、新幹線を避けることにした。

 寝台急行に乗るのは津軽以来。80年代のアタマに乗ってからだから25年ぶりくらいか。当時は東北地方に向かう寝台列車だけでも津軽をはじめとしてあけぼの、ゆうづる、はくつると大ブルートレイン時代(ていう言葉が松本零士っぽいと、をかのゆは思った←高木均の声で)であったわけだが、現在は見るかげもなし。

 最初に銀河の廃止を知ったのはこの記事。この記事を読んだ日の夜、ヒストリーチャンネルで"ニュース映画で見る昭和"をみていたところ、ブルートレインブームで東京駅はカメラを持った多くの人々(小学生も大量に含まれていた。当時カメラは小学生でも持てるガジェットとなってきていたのがよくわかる)でごった返しているニュース映画が流れた。

 廃止の記事を見た日と、華やかだった時代の映像を見た日が同じ、というシンクロニシティでもないが、廃止までに乗らなければならない、という気持ちがどんどん大きくなっていった。このことは、東京駅の売店で勁文社のブルートレイン大百科を買ってもらった時… 30年前か(笑) から定められていたのではないか、とさえ思えた(笑)

 ちょうど大阪に行く用事もできたので、これは好機と銀河のB寝台を予約。いよいよ乗ることになった。

 10時22分発の銀河に乗るため、なんばから梅田に向かい、ヨドバシのトイレで腹と格闘したのち、大阪駅10番ホームへ向かった。ところが、接続列車があるため、銀河の出発時刻を遅らせるという。

 掲示板を見ると、銀河の上に接続してくる列車が書かれている。特急スーパーはくと12号… 19時55分着(!) 遅れ120分以上(!) なんぢゃあこりゃあ!

 つまりこういうことか。本来ならスーパーはくとは20時前に着いて、新幹線でさらに東に向かう人々も乗客にはいるから、新幹線の終電も出たこの時間、銀河を使ってなんとかしようということなのか。
 結局銀河が発車したのは22時50分頃。30分ほどの遅れだ。京都近くまで走った頃にやってきた車掌は、わしが降りる小田原までには遅れは取り戻すと言っていたがどうなるものか。でもまあ、ちょいと遅れたぐらいで困る奴はわし近辺にはいやしねえ。ここで案じても何もできるわけでもねえので寝た。

 翌朝目が覚めたら4時前。窓の外を見てもどこだかわからん。だが市街地がかなり長く続いているから、静岡とかではないかとふんでいたら、4時20分頃富士着。となればさっきの町並みはやはり静岡か。つまり、この段階ですでに定刻通りに走っていることになる。すげえぞ日本の鉄道。
 もう一眠りしようとうとうとしかかったら車掌が起こしに来た。こういう早朝に寝台列車から降りた事がないから知らなかったが、案内の放送が始まる前の時刻には、いちいち起こしに来てくれるもんだったのか。
 銀河は5時31分に小田原に到着。寝台列車に乗るとどこかへ冒険に行くような感覚を味わえて楽しい。この楽しさも今日限りと思うと寂しい気持ちにもなる。

 また寝台列車で旅をしたい。今度はもっと長距離で。

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コメント

夜行列車(特に「銀河」のような短距離夜行)の場合、ダイヤには異様に余裕がある(途中駅で平気で30分とか1時間とか運転停車することもある)ため、30分程度は容易に回復します。

※運転停車…客扱い(乗降)を行わない停車。乗務員交代や機関車交換が行われることが多い。

投稿: mk8426 | 2008.02.22 00:06

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