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2008.03.28

夜明けの嬰児

 主演:坂上二郎(生後2日)

 10年ほど前、外科の夜明けという本を、書店で見かけて気になった。値段も高くなかったので買った。

 この本は、19世紀アタマの麻酔もない細菌も発見されていない時代に、一体どうやって手術を行っていたのか、という内容の本で… 予想通りというかなんというか、開腹手術を受けた患者は全員死亡していた。

 まず、麻酔なしで開腹するものだから痛さで気絶する。道具や医師の手が消毒されていないから感染症にかかる。この繰り返しだった。そのうち、手術する前に手を洗うと、患者が感染症にならなくなる、ということを発見した医者がいて、ただちにそれを発表したのだが、他の医者に受け入れられず、キチガイ扱いされた揚句本当にキチガイになって死んだ。

 このような状態から一体どうやって現在の医学につながる発見がなされ、技術が進歩していったかを書いた本がこの"外科の夜明け"だったのだが、絶版になって久しく、他の人に勧めても読めない状況だった。さらに、この本は抄訳で、30年前に出た全訳版は当の昔に手に入らなくなっていた。他人のレビューを見ても、昔の全訳版の方がいいということらしく、読みたすぎてどうしてくれよう、と思ってきた。

 で、今日ヒサシブリに調べたら、同じ著者の本で、近代医学のあけぼのというのを発見した。さらに調べると、この本が"外科の夜明け"の全訳本で、しかも最近再翻訳されたものであることが判明した。

 買うしかねえ!と思ったが、3780円。本を買いまくるわしとて躊躇し始める値段だ。図書館を探したが市立にも県立にもない。残りは国立だが… 国会図書館にはあったがあそこは貸し出しはしねえ。くぅ。買うか近場に入るように圧力をかけるしかないのか…

 他にも、感染地図―歴史を変えた未知の病原体とか、読みたいが高めの本が今沢山ある。どうしたもんじゃろかのぅ。

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コメント

そこでたのみこむで文庫本発行依頼ですよw

投稿: さかさま | 2008.03.30 02:03

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