« 日本トンデモ本大賞2008 1 | トップページ | 日本トンデモ本大賞2008 3 »

2008.06.08

日本トンデモ本大賞2008 2

(続きから)

 ここでトンデモ本大賞候補作の紹介。今回ノミネートされたのは以下の作品。

まもなく世界は5次元へ移行します(エハン・デラヴィ+中丸薫)

 毎度ながら世のトンデモを全部信じてる中丸薫の著書、山本会長曰く、"この本を1冊読むだけで、現代日本のトンデモはすべてわかる"。長くトンデモから離れていた人などはリハビリとして読めばいいということか。植木不等式が、中丸薫は、有名人と必ず写真を撮って、それを本に載せてウリにする、と指摘。うちにある本をいくつか読んだらたしかにそうだ(笑) 今まで気付かなかった。


生命の暗号を聴く(深川洋一)

 細胞の蛋白質合成のコードを音階にし、それが過去の名曲と同じ旋律になることを指摘した本。悪用を恐れてどのコードがどの音階になるかを公開するのは秘密だそうだ。だがすでにかなりの曲をこの本に載せてしまっている段階でまずいんじゃあ…
 さまざまなものを音階にするのは今に始まった事ではなく、例えばケプラーも著書で同じ事をやっている。未来永劫続けられる… というか、メディアを通じてさまざまな曲が流されている現在こそ生きる(笑)手法なのかもしれない。


超不都合な科学的真実(ケイ・ミズモリ)

 音声を逆転再生すると、他の音に聴こえる、というのはありがちで、意図して逆に歌うことができる人なども存在する(この人はトンデモではない)が、この本では赤ん坊が生後4ヶ月から逆転して話している、と主張する。その器用さはどこで失われるものか。覚えとけば宴会芸として役に立つのにね。
 怖かったのは我々の体内に共生しているとされるソマチッド。ソマチッドのせいで死んでる人もいる… ということはカクジツにトシヨリを脅して余計なものを買わせる手法に使われる、と感じた。
 オビは中丸薫が書いている。トンデモはつながっている。


富を「引き寄せる」科学的法則(ウォレス・ワトルズ)

 金持ちになる方法を書いた本。このような内容の本は馬に食わせるほど出ているが、この本は1910年に書かれている。内容もすごい。金持ちになるためには、貧乏人に施しをする事や、社会情勢などを考えてはいかん、と主張している。ヒトデナシが書いた本のようにも感じる。訳者は気を利かせて、"鉄道に投資しろ"を、"新エネルギーやエコに投資しろ"的に言い換えたりしている… それはいかんので他の人が訳した本もチェックしないといけない。とうに著作権が切れているので、いっぱい出ているのだ。以下に紹介しとく。

確実に金持ちになる「引き寄せの法則」
「思い」と「実現」の法則
60分聴くだけの成功論「富」
富を手にする「ただひとつ」の法則
幸せなお金持ちになる「確実な法則」―「思い」と「実現」の法則2
図解 幸せなお金持ちになる「確実な法則」
お金持ちになる科学

 著者も自分の死後100年ほど経ってからここまでもてはやされているとは思ってもみなかった… いや、長く読まれることを予見していたのかもしれない。こういう本の著者にはありがちだし。

 発表後30分ほど休憩。休憩時間中にパンフにはさみこんであった投票用紙で投票する。今年は小粒ばかりだったので少し悩んだが、"富を「引き寄せる」科学的法則"に入れることにした。科学的法則、と言っておきながら思い込みの本だし(笑)

(続く)

|

« 日本トンデモ本大賞2008 1 | トップページ | 日本トンデモ本大賞2008 3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14986/41474436

この記事へのトラックバック一覧です: 日本トンデモ本大賞2008 2:

« 日本トンデモ本大賞2008 1 | トップページ | 日本トンデモ本大賞2008 3 »