« 鹿児島本線の旅つー | トップページ | 恐悦地獄 »

2010.01.14

隼人地獄変

 カラテ地獄変…か?

 6時前に目が覚める。おそるおそる窓の外を見てみると、あからさまに雪が積もっている。4年前ルミナリエに行った時も雪が降って、雪の金閣寺を見たことを思い出したが、今回はさらに雪が降らない鹿児島での出来事だ。風呂入って7時ころめし。軽く済ませる。

 テレビをつけてニュースを見ると、九州はどこも雪。九州自動車道は全線通行止め。日豊本線はポイントが凍って運転見合わせ。今日の予定はまだはっきり決めていないが、ヘタすりゃ鹿児島で2泊になるかもしれぬ。

 8時ころホテルを出て、西郷どんの像に向かう。雪道の中5分ほどで到着。西郷どんにも雪が積もっている。西郷どんの背景の山も雪景色。ここは本当に鹿児島か?

 この像の前から出ている国道58号線は、沖縄まで続いていることをデイリーポータルZの記事で知ったのが去年10月。いつかは来ようと思っていたがこんなに早く来ることになろうとは思いもしなかった。

 国道58号を歩いて港まで、正面に桜島が見えているはずだが雪雲で隠れて見えない。今回は桜島の存在を確認するのはあきらめるしかないか。

 ほどなく海にぶつかる。NHKの建物の前だ。これは鹿児島放送局か? NHKの前で道は消えているが、見えない道が種子島に続いている。

 救急車が通っていく。今朝から5回ほど救急車のサイレンを聞いたが、これは雪のため滑って転んだ人が多いということなのか?

 歩いていづろ通電停まで。市電が来たので乗って鹿児島中央駅前まで。9時9分到着。9時11分宮崎行きに乗るのは絶望的か。

 ゆうべは意識しなかったが、鹿児島中央駅ってものすごく立派だ。昨日見た門司港駅とは違う、"新しい立派"だ。写真を撮る。

 駅に入ると高校生であふれかえっている。案の定列車が走っていない。鹿児島本線と指宿枕崎線まで止まっている。9時11分宮崎行きもまだ川内方向から来ていない。

 30分ほど待つと、列車が来たとのアナウンス。青春18きっぷにスタンプを捺してもらい、ホームへ。大勢の人が乗り込んだが、運良く座れた。

 30分近く遅れて9時37分発車。混雑は隼人到着まで続いた。隼人と次の国分でほとんどの人が降りた。

 走行中、雪が激しくなる。弘前と撫牛子の間を走っている、と言われても納得できる降り方だ。

 時刻表を見ると、日豊本線は鹿児島中央と国分の間は割と走っているが、国分と都城の間は極端に本数が減る。日豊本線にはもうひとつ、延岡と佐伯の間で列車本数が少ない区間がある。こっちは普通列車が1日2本しか走らない、文字通りの秘境区間だ。
 これらの区間が、日豊本線を普通列車で1日で完走すること難しくしている。なにせ1回でも乗り遅れると失敗する行程だ。今回はやらん。

 大隅大川原と北俣の間で雪が極端に減る。五十市につくころにはほぼなくなった。

 雪にばかり気をとられていたが、五十市に到着したということは、宮崎県に入ったということになる。やったぞ! 宮崎はやっぱりあったんだ!(←デジャヴ)

 列車は遅れを取り戻すことなく宮崎に到着。宮崎駅は上り下り線ホームそれぞれに改札があって、行き来できないようになっている。初めて見る構造だ。

 コインロッカーに荷物を預け、宮崎県庁まで。早歩きで15分かからなかった。

 宮崎県庁は昭和7年竣工の味のある建物で、2階までなら自由に見学できるようになっている。階段、手すり、天井のアーチ、ドアの上の風通し用の窓などをしげしげと見て写真に収める。

 宮崎県といえば、あの知事が有名だが、県庁入り口にも奴の等身大看板が立っている。看板と一緒に写真をとりたがる観光客が多いらしい。

 先日切られたフェニックスに対して、知事から出た感謝状が飾られていた。

 建物をすっかり堪能して駅に戻る… 前に、県庁となりの物産館に入る。エリンギの柚子胡椒漬けなど、なじみのないものが多数ある。豆腐の味噌漬けと焼酎を買う。

 物産館の外には、肉巻きなるものを売る車が出ている。買ってみる。小さなおにぎりを肉で巻いたものだが、なかなかうまい。

 歩いて駅まで戻る。コインロッカーから荷物を取り出し、再び日豊本線へ。延岡行きに乗る。鹿児島とは違い定時発車。

 途中、新田原飛行場があるのだが、多分ここはわしの母と祖母が、58年前に訪れている。伯父が航空自衛隊にいて、日本全国の基地をまわっていたのだが、その当時は宮崎にいて、青森からはるばる訪れたらしい。当時は、まず大阪に行って、そこで乗り換えて宮崎まで来たとの事。丸2日かけて、寝台列車じゃなく座席で行ったといっていた。さぞかし大変だっただろう。大阪駅前にあった銭湯に入ったとも言っていたが、これの考察は後日する。
 なにはともあれ、おかんらが訪れた駅にわしもいた。58年後だが。小夜の中山が世代をまたいで実行されている。

 さらに進むと、宮崎リニア実験線と併走する。リニアモーターカーの実験線が山梨に移ったので、もうここでは走ることはないが、かつて大阪交通博物館で見たML-500が時速500kmを突破したのはここだった。感慨深い。

 日豊本線は風光明媚だ。鹿児島県内では山の景色を、宮崎以北では海の景色を楽しめる。

 南日向で対向列車待ち。通り過ぎるのを見ると国鉄色の特急。今日は赤い特急しか見ていないので新鮮に思った。

 列車は定刻どおり延岡に到着。疲れているので今日はここで泊まることにする。駅前の割とよさそうなホテルに入り部屋を確保する。

 ホテルから出て、九州によくあるファミレス、ジョイフルでめし。ペッパーハンバーグ&チキン南蛮を食う。チキン南蛮は延岡発祥。発祥の地で食うことに何か意義を感じるまもなく腹減っていたのでたいらげる(笑)

 謎のスーパーマーケットビッグマートユーホーに入って今晩のアテを確保。この店、UFOみたいな名前だと思ったらそのもの。何でこんな店名に?

 ホテルに戻りだらだら。本当に疲れている。ほとんど列車に乗るだけの3日間はやっぱりキツかったか。明日は列車は少なめにしてもっと休もう。

 風呂に入っていたら寝てしまった。やっぱり疲れている。

 明日の予定を考えているとあっという間に数時間たつ。宮崎で買った焼酎も飲み終わる。これはうまいので取り寄せてみたいと思った。

 明日は、各駅停車の旅をはばむ日本最大の鉄道秘境延岡佐伯間が待っている。さてどうかたづけたものだろうか。

 寝る。

|

« 鹿児島本線の旅つー | トップページ | 恐悦地獄 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14986/47288958

この記事へのトラックバック一覧です: 隼人地獄変:

« 鹿児島本線の旅つー | トップページ | 恐悦地獄 »