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2010.01.15

恐悦地獄

 8時30分まで寝ていてもいいはずが、6時に目が覚め、7時に起きる。早く起きることに慣れたか。

 風呂に入って飯。昨日コンビニで買ったおにぎり。宮崎県限定の油みそと、宮崎県生産の鶏なんとか。

 だらだらしているうちにチェックアウト時刻がせまる。荷物をまとめ駅へ。

 今日は青春18きっぷを使わない。延岡から佐伯までは特急に乗らざるをえないが、佐伯までと別府までとを料金で比較すると、差額が青春18きっぷの1日未満になる。これでは18きっぷを使う気が起きない。

 切符を買って10時16分発にちりん8号に乗る。初783系。

 延岡と佐伯の間は、日本一の暗黒区間なのではないかと思う。上り、そして下りの時刻表を見ると、特急列車は1時間に1本ほどあるが、各駅停車はわずか1往復しかない。宮崎をどげんかとか言って当選した知事は、各駅停車の旅もどげんかしていただきたい。

 宗太郎駅を過ぎる際、あたりを確認。まず、車が入れるような道が見えない。跨線橋があって立派そうに見えるが、駅舎が存在しない。そばに小屋があるが、駅舎なのかもしれない。ホントに秘境駅なのだということがよくわかった。

 佐伯をすぎると、海がみえるようになってくる。トンネルとトンネルの間の狭い平地に集落があり、それが繰り返される。これは、東海道線小田原三島間と同じだ。山と海、とても美しい。

 先頭車がすいてきたので席を移る。次々と移り変わる景色を楽しむ。

 大分着。ようやく複線になる。

 別府着。今日はここで観光して泊まる。

 まず、コインロッカーに荷物を入れ、観光案内所で地獄めぐり観光バスのチケットを買う。これは、日本発の観光バスで、油屋熊八という人が考案した。油屋は、大正昭和と観光地の俯瞰図を描いて大活躍した吉田初三郎のことを調べていて出てくる名前なので知っていた。別府ではヒーローのようで、駅前に銅像も建っているのだが… 日本一おもしろい像になってしまっている(笑)

 バスの発車まで時間があるので、駅や周辺を探索。飯屋を発見したが、今食ってバスに乗ると胃腸がキビしいと思ったので、CoCo!でおにぎりを購入するだけにとどめた。

 13時バス発車。客はわしを含めて3人。途中バスセンターに寄り5人になった。これが平日ということなのだな。

 バスガイドによる別府の観光地や名所の説明をまじえながら、地獄に到着。まずは海地獄。行ってみてわかったのだが、ここはカスハガの世界に登場する、温泉に卵を漬けているだけの絵葉書の、まさにその現場だった。これには驚かされた。今までさんざ笑っていたその現場がまさにここにある。本の中の世界が自分のリアルと結びつく、その瞬間のなんとグッとくることよ。海地獄の特徴は、青いということに尽きる。他なんにもなし(笑) 温泉が噴出しているのでぼしゅううう、とうるさい。

 海地獄を離れ、徒歩で次の鬼石坊主地獄に移動。ここは、灰色の泥の中から泡となって温泉が吹き上がっている。この泡の丸い様が坊主に見える、ということらしい。思っていたより泥の粘度が低い。

 次は山地獄。石の隙間などからもうもうと蒸気が噴出す。鬼の鳴き声に聴こえるらしいのだが… そうか? ここには動物が飼育されていて、フラミンゴ、カバ、アフリカゾウがいた。アフリカゾウはわしを抹殺しようと企んでいるように見えた。

 次はかまど地獄。でかいかまどと鬼のオブジェの下に穴があって、そこから蒸気が噴出している。

 次に鬼山地獄。ものすごい蒸気量。そして湯量。これを用いてワニが飼育されている。うようよと奴らがいおる&わしを抹殺しようと企んでいる。

 鉄輪温泉最後は白池地獄。温泉の色が青白いことが特徴で… 他に何もナシ。熱帯魚が飼育されている。ピラルクまでいた。

 ここでバスに乗り移動するのだが… 目の前に秘宝館(笑) どこにでもあるな。観光バスで来ているのでなければただちに入ったのだが残念だ。

 バスで血の池地獄に移動。池も真っ赤なら湯気も真っ赤。ここは由来などの説明もあるのだが、ついでに湯の花や血の池軟膏も売っている。軟膏を即座購入。いいパッケージ。消費期限ナシ。それはホントに医薬品か。

 バスガイドが竜巻地獄の間欠泉のタイミングを教えてくれる。だいたい14時55分との事。ちょい前に竜巻地獄に移動する。
 ガイドの案内どおりの時刻に湯が吹き上がる。間欠泉を初めて見たが、面白いものだ。ここでは間欠泉に屋根が取り付けられていて、高くまで湯が上がらないようになっている。熱湯が観光客に降り注いだらシャレならんからだな。

 これで地獄めぐりは終わり。別府駅まで帰る。途中、バスガイドが昔ながらの七五調でガイドをやってくれる。ホントにこんなのが人気を博したのか疑わしいほど今ではなじみがなくなっている。同じ七五調でも、演歌イベントの司会みたいな感じにすれば今でも通用するはずだ。

 ガイドは別府タワーや通天閣、東京タワーなどの共通点について質問してくる。全部内藤多仲が設計していて、わしわこれから訪れようとしているのだがそれは言わないでおく。

 別府駅でバスを降りる。地獄観光おしまい。時間はパンフレットにあるのと同じ2時間20分。これでバスいっぱいに人が乗っていたら、全地獄を駆け足で巡ることになるのではないか。

 別府タワーに向かう。展望台入場料200円。券を券売機で買ってエレベータで17階まで。別府市内や海をぐるりと眺められる。素晴らしい。内藤先生の仕事は今日も生きている。

 バスから見えた竹瓦温泉が気になったので行ってみる。砂湯といって暑い砂に埋まるので入りはしなかったが、外は唐破風があって、東京の銭湯のようにも見える。建物がすばらしいので満足。次に来たときは入ろうと決意。

 味のある商店街を抜けて駅前に戻る。そろそろデジカメのSDカード容量が心細いのでカードリーダを買ってPCにデータを逃がすか、SDカードをもう一枚買うかを悩んだが答えが出ない。今回は見送る。

 駅の中の店で鳥天とだんご汁がセットになった豊後定食を食う。鳥天は3年前湯布院に行った際に、名物とは知らずに食ったが、今回は意識して喰う。だが、メニューの写真と比べて2倍くらいの量があるのはどうにかならぬか。普通、メニューのほうが容量が多いものなのではないか。
 だんご汁は今日まで存在を知らなかった。具がたっぷり入った味噌汁(とん汁?)に、小麦粉を練って作った謎の物体が入っている。うめえが… なんだこれわ。

 食後、やせうまも注文。名前だけはきいていたが食うのは初めて。きなこの中にうまった状態で出てくる。黒蜜やつけもん、茶がついている。

 食ってみると… だんご汁の中にあった謎の物体と同じものだった!(笑) 小麦粉を練って板状にしたもの。うめえが… なんだこれわ。

 すっかり腹がくちくなったところで別府大学に向かう。今日朝買ったチケットは、別府大学まで行けるものなので、別府へは途中下車していた。

 18時28分別府大学到着。歩いてホテルに向かう。約1kmほど。ヤクルトがやっているホテルで、温泉大浴場もついている。入湯税を150円取られる。別府市が課すものらしい。

 泊まった部屋がかなり広い。大きなサイズのベッドも置けて、それで余剰スペースも充分ある。室内を移動する際、椅子をどかさなくても直進できる。素晴らしい。今まで泊まった中で最も広い部屋なのは間違いない。

 温泉に向かう。ぬるいのでいつまでも入っていられる。約1時間入った。

 温泉から出て明日の予定を立てる。宿の予約などを行う。

 テレビで阪神大震災関連の番組をやっている。1月17日が目の前だからか。

 そろそろ疲労もたいへんな感じだ。いっぱい寝ておくことにする。ぐぅ。

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コメント

お久しぶりです(* ̄ー ̄*)
楽しく拝見しています。

知人の目を通して自分のホームを知ると
不思議な感覚を覚えますね。
しかも“だご”(≒やせうま<そこら界隈で名前が違うだけ>)食べてるし!!

延岡~佐伯は祖母の家や叔母の家が点在するのでよく行っていました。車で行くともっと暗黒区間が体験できます( ̄Д ̄;;
一度、降りると2度と現世に戻ってこれないかも・・・

九州編も残り少ないと思いますが、お気をつけて~。。。

投稿: ぞの | 2010.01.15 09:12

おもろい像、ぐぐって納得。
なにこのゾンビ。

投稿: Agape. | 2010.01.15 13:36

だんご汁って、豚汁風すいとんみたいですよね

投稿: tokino | 2010.01.16 00:20

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