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2011.10.10

スティーブ・ジョブズが死んだ

 土曜日、Apple Store, Ginzaに行った。目的は、スティーブ・ジョブズが死んだ事が、世の中にどのように取り上げられたかを実感するためだ。現地に着く少し前にわかったが、店の外は大勢の人が取り巻いていた。近づいてよく見ると、入口ドアの横は左右とも、沢山の花やりんごでいっぱいだった。驚いて写真を撮った。今回は、デジカメを使うのをやめて、iPod touchで撮影した。その方がいいと思った。

 Apple Storeを離れ、電車に乗ってる時、記憶がどんどんさかのぼって行くのを感じた。特に思い出そうとしたわけではないが、さまざまな事柄が頭をかけめぐった。

 iPhoneアプリを作ろうと調べ始めたら、かなりの部分Macと同じで、Mac OS Xのスケーラビリティを実感した事と共に、それが23年前に作られた事に対する驚き。

 iPadを見た瞬間、遂にDynabookが来たのではないか、と思った事。

 iPodの写真を見た瞬間、写真の下に"iTunes to go."と書いてあるのを見て、これまでのミュージックプレイヤーを全部駆逐するのを確信したあの時。

 MP3管理ソフトを買ってしばらくしたらiTunesが出て、買ったソフトを削除した事。

 Mac上でProject Builderを起動したら、あまりにもNeXTと同じで驚いた事。そして、個人では購入や運用が不可能と思っていたNeXTが、ようやく自分の元に来た喜び。

 Appleが左前になって、来るはずだったCoplandが消滅。勢いをつけるためにPowerMacintosh8500を購入した事(←あほだ) そしてほどなくAppleがNeXTを買収。MacがOPENSTEP化するのを喜んだ事。

 NeXTのセミナーに参加し、Interface Builderで作るアプリの、コードどころか作った環境の再利用までできる事への驚異。

 Macに初めて触れた時、フォルダにファイルをドラッグした時の挙動。その瞬間、今まで使ってきた物が全部間違ってる事を直感した事。

 Apple][を最初に見て、コードを入力するとゲームが動く事を初めて知った衝撃。ゲームは人間が作るものであると初めて意識したあの時。


 新しい物を作れる人は、まま、いる。だが、作った物のインパクトで、物事のルールまで変えてしまえる人は、まず、いない。そして、それを何度もできる人はまれ、という言葉では表せないほどまれだ。

 この人生…自分にも、他の人にも、巨大な影響を与えた、そして、これからも与え続けるはずだった、その人が遂にいなくなった。

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