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2014.01.19

棟方時効

 タイトルは内容とまったく関係しない。

 棟方志功が好きだ。

 このブログでも、鎌倉へ行った時や、青森へ行った時などで、棟方志功の作品を見て大コーフンしている(笑)

 これもずっと書いてきた事だが、わしの初棟方志功は、弘前市民会館にある緞帳だ。1976年の1月か2月に初めて出会ってから、市民会館に行くたびに目が釘付けになった。目の前にあるのだから釘付けにならざるをえない。

 その市民会館は、2012年秋から2014年1月までの間改修に入る事になった。天下の建築家前川國男が設計したので、建て直すといった選択肢はなかったのだろう。コンニチ見ても立派な建物だしな。その機会に緞帳も作り直される事になったのだ。京都の会社に依頼して織り直すのだから、かなり大きな仕事だと思う。

 この事について知ったのはニュースであった。その日はちょっとコーフンぎみにツイートしている。

 新しい緞帳が織り上がったのをきいたときもちょっとコーフンしている。

 そしてこのたび、改修工事が終了した。その事もニュースで知った。ニュースでは、1月10日まで自由に見られるとある。田舎の市民会館だし、セキュリティとかはあまり考えないのだろう。まあ、いいことだ。ちょうど帰省していたので、行ってみた。目的は主に緞帳だ。

 素晴らしい。多分、最初に作られた時の色が完全に蘇っているのだろう。この色の指定も棟方志功が行ったときく。だが… 新しすぎて何だか嘘くさい(笑) もうちょっと年月を重ねないと味が出てこないのかもしれない。
 市民会館はトイレも新しくなっていたので、よく見ておく。トイレにはこだわりがあるからな(笑)

 初代緞帳は、左下に寄贈したブリヂストンとかくは宮川の名前が入っていた。作り直されたものはそれがなくなっている。

 弘前市民のかくは宮川への思いはかなり大きい。東北地方で最初のデパートだったばかりでなく、その建物が55年間も営業を続けていた。わしの人生と重なるのは7年ほどだが、家から近かったこともあり、何10ぺんも行った。実家にはいまだにかくはの値札がついたくまのプーさんのゴミ箱がある。わしがねだって買ってもらったやつだ。
 また、昭和30年代終わりまで、祖父と祖母が、かくは宮川の前で毛皮の露店を出していた。犬の毛皮とかを売っていたようで、わしが幼い頃も家には犬の毛皮があり、わし自身それを着た事がある。

 余談だが、その毛皮売りの写真は、県立郷土館ニュースとかにも出てくる。写真に祖父や祖母は写っていないが、この毛皮を載せておく台やかけておく棚(棒か?)は、祖父の手製であることは容易に想像がつく。

 …ハナシを戻して、その思い入れ深いかくはの名前が消えた緞帳はなんだか物足りない、と感じていた矢先、かくは元従業員ら、ゆかりの緞帳復元祝うというニュースを見た。

 "旧かくは宮川従業員会"というものが存在している事に驚いた。わしわ…ていうか、弘前市民で40歳以上くらいの人は、この人たちから何か物を買った事があるはずだ。その人たちが新しい緞帳の前で記念撮影とは…なんだかうれしい。

 新しい緞帳が、前と同じように作られた事は、弘前市民としては大きな喜びになっているのだ、という事はよくわかった。わしだけじゃなかったのだなあ(笑)

P.S.
 おかんに市民会館の事を話したところ、いっぺんも行った事がないとか言った。うそだ。わしが最初に行った時に一緒に行ったのに(笑) その頃、おかんは今のわしより若かったというのにな(笑)

P.S.2
 陸奥新報に市民会館についての連載が載っていた。今読んだら、不意に小学校の時の担任の先生の名前が出てきて驚いた。いろいろなところでつながっているのだなあ。

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