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2016.12.24

イチョウのライセンス

 タイトルは本当に何だかわからん。

 以下、11月26日の出来事を書いている。

 今年の春のこと、わしも毎日みているおもしろサイトデイリーポータルZに、松を押すのが流行っているらしい、という記事が載った。内容は、はやり物に便乗した苦しいものだったのだが、この中で、


精子発見六十周年記念
昭和三十一年
という碑がとても気になった。

 昭和31年といえば、1956年。今から60年前だ。つまり、今年は"精子発見六十周年記念碑建立六十周年"ということになる。このことで、この碑に訪れるのは今年しかない、しかもイチョウがよく見える紅葉の時期だ、と思っていた。そして、その時期がやってきた。

 この碑があるのは、小石川植物園。地下鉄三田線、丸ノ内線、都営バスで行くことができる。わしわ三田線白山駅から歩いて訪れた。

 白山駅から行くと、坂を下り、上り、そしてまた下りた先にある。バスで来るとラクかもしれないが、わしにとっては他の鉄道からの連絡が不便だった。

 小石川植物園は、入口から北西に向かって細長い形をしている。そして、南西から北東に向かって上りになっている。開園は貞享元年(1684年)で、江戸幕府によって開かれた。山本周五郎の赤ひげ診療譚の舞台になったり、青木昆陽が甘藷栽培をした場所だ。明治時代になってからは東大が管理する施設になって現在に至る。

 いつもやることだが、地図で弘前公園と大きさを比べる。面積は1/3ほど。長辺は、弘前の裁判所前から緑の相談所を越えて坂をくだったあたりまで。なかなか長いな。
 中の様子は、管理して植栽しているような感じはあまりなく、半分山の中という雰囲気だ。最近こういうところに来ていなかったので歩き回れてなんだかうれしかった。

 もう冬に入りつつあるので、だいぶ落葉していた。カエデのまわりなどは葉っぱで埋まっていた。イチョウはいくつかあるが、緑またははげている山の中で鮮やかな黄色は映える。

 精子発見のイチョウは、まわりに他の木が少なく、目立つように立っている。時期としてはまだ葉が茂っているはずだが、かなり落葉している。


 碑はイチョウの前に建っている。だが、六十周年の六十周年ということに関しては全く記念はされていない。時折訪れる人はいるが、六十周年ということは確認するが、六十周年の六十周年だということを気にしたり、喜んだりしてる人はいないようだ。

 精子発見のくだりは、小石川植物園公式や、発見した平瀬作五郎のWikipediaの項に詳しいが、木の横に案内も出ている。

 この場に来た事で概ね満足した。明治時代、ここで植物も動物と同じような仕組みで受精しているという事が発見された。六十年後、そのことを顕彰しようと、碑が建てられた。発見した人も、それを顕彰した人たちも、多分皆この世を去っている。その後、植物の生理は詳しく調べられ、さらにDNAの発見によって、どのように進化してきたかすらわかるようになっている。そんな大きな流れの中で、画期的な発見をした平瀬作五郎という人のことや、小石川植物園の事は記憶にずっと残るだろう。さしあたって、暖かくなったらもっかい行ってみようか。

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